冬になると屋根に積もった雪が一気に落ちてヒヤリとした経験はありませんか?
特に山形県をはじめとする東北地方の豪雪地帯では、「屋根塗装をしたら雪が滑りやすくなった」「滑りすぎてカーポートを壊してしまった」といった声をよく耳にします。
屋根塗装は美観を整えるだけでなく、雨・紫外線・雪から家を守る重要なメンテナンスです。
しかし、塗装によって雪の滑り方が変化することを知らないまま施工すると、思わぬ落雪事故につながることもあります。
この記事では、屋根塗装による雪の滑り方の変化や、雪止め塗装・金具の役割、山形など寒冷地での最適な対策を徹底解説します。
「雪が滑る=危険」ではなく、「滑り方をコントロールする」という発想が重要です。
最後まで読めば、安全で長持ちする屋根塗装のポイントが分かるはずです。
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屋根塗装で「雪が滑りやすくなる」って本当?

結論から言うと、屋根塗装をすると雪は滑りやすくなります。
塗装直後の屋根は、表面がツルツルしており、雪と屋根の摩擦が減るためです。
特に金属屋根(ガルバリウム鋼板やトタン)は滑りやすく、塗装によってその傾向がさらに強まります。
滑りやすくなる理由:塗膜のツルツル感と親水性の変化
屋根塗装では、下塗り→中塗り→上塗りの3工程を経て、表面に均一な塗膜を形成します。
この塗膜は撥水性・耐久性を高める反面、雪との摩擦を減らす「つるつるコーティング」のような状態になります。
また、最近主流の高性能塗料には「親水性」や「低汚染性」があり、水や汚れを弾きやすくするため、雪も滑りやすくなるのです。
塗料の種類で滑り方は変わる
塗料のグレードによって、雪の滑りやすさは大きく異なります。
塗料の種類 | 特徴 | 雪の滑りやすさ |
---|---|---|
フッ素塗料 | 表面が非常になめらかで汚れにくい | ★★★★★ |
無機塗料 | 撥水性が高く、耐久性抜群 | ★★★★☆ |
シリコン塗料 | バランス型。適度な滑りやすさ | ★★★☆☆ |
ウレタン塗料 | 柔らかく摩擦が高め。滑りにくい | ★★☆☆☆ |
フッ素や無機塗料は雪が滑りやすい一方で、耐久性が高く長持ちします。
屋根の勾配や周辺環境に応じて、「滑りを抑える塗料」や「艶を落とした仕上げ」を選ぶのがポイントです。
塗料選びのポイントをもう少し詳しく知りたい方は、
→【最新】屋根塗装の費用相場はいくら?|坪数別の価格目安&塗料の耐用年数を徹底解説
を参考にしてみてください。塗料別の価格帯と耐用年数を比較できます。
実際の体感、どのくらい滑るのか
「塗装しただけで本当に変わるの?」と思う方も多いでしょう。
実際、塗装前は屋根に5〜10cm程度雪が残っていたのに、塗装後は気温が上がると一気に滑り落ちるようになったという事例が多く見られます。
特に日中の温度が上がったタイミングで、雪が一斉に落ちることがあります。
そのため、塗装後の屋根では「雪止め金具の確認」や「カーポート上への落雪対策」が不可欠です。
雪の滑り方を理解しておくことで、リスクを防ぎながら安心して冬を迎えることができます。
屋根塗装の耐久性や寿命を詳しく知りたい方は、
もぜひご覧ください。塗料ごとの寿命や再塗装のタイミングを詳しく解説しています。
雪が滑りすぎると危険?落雪トラブルの実例と注意点

屋根塗装によって雪が滑りやすくなると、落雪事故のリスクも高まります。
特に豪雪地帯では、「塗装してから雪が一気に落ちて危険になった」という相談が増えています。
カーポートや歩道への落雪リスク
山形市や米沢市などでは、屋根からの落雪でカーポートが破損したり、歩道に雪が落ちて通行人に危険が及ぶといったケースが報告されています。
特にフッ素塗料などで滑りが良くなった屋根では、塗装後初めての冬に「雪が予想以上に落ちた」と驚く方が多いです。
カーポートや自動車が屋根の真下にある場合、落雪の衝撃で屋根パネルが割れたり、ボンネットが凹むことも。
積雪量が多い地域では、落雪の方向や範囲を考慮した塗装設計が重要です。
強風や積雪による屋根トラブルが心配な方は、
→台風被害の屋根修理はどこに依頼する?山形県内の対応業者と選び方ガイド
も参考になります。自然災害による屋根修理の流れや補助金活用方法も紹介しています。
隣家・通行人への被害と法的責任
もし落雪によって隣家や通行人に被害を与えた場合、建物所有者が損害賠償責任を負う可能性があります。
民法第717条では、「建物の管理者は安全配慮義務を怠ると責任を問われる」と定められています。
つまり、「雪が落ちることを予見できたのに、雪止めを設置しなかった」と判断されれば、過失とみなされるのです。
火災保険で補償されるケースもありますが、第三者への損害賠償は対象外となる場合もあるため注意が必要です。
山形・東北でよくある「滑りすぎ」事例
実際に山形県内では、塗装後の屋根から雪が一気に落ちて、
- カーポート破損(修理費10万円以上)
- 隣家の庭木を倒した
- 店舗前の歩道に落雪、歩行者が転倒
といった事故が起きています。
多くは「雪止め金具をそのままにして塗装した」「塗料を変更したが滑り方を想定していなかった」といったケースです。
落雪事故は見た目では分からず、“施工時の判断”で防げるトラブルです。
塗装業者に相談する際は、「この塗料だと雪の滑りはどう変わりますか?」と具体的に確認することをおすすめします。
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雪止め塗装・雪止め金具の役割と違い

屋根塗装で雪が滑りやすくなると、「雪止めの塗装で滑りを抑えられないか?」と考える方も多いでしょう。
しかし、雪止め塗装と雪止め金具はまったく別物であり、役割も効果も異なります。
雪止め塗装とは?
雪止め塗装とは、表面に特殊な塗料を塗ることで摩擦を増やし、雪の滑りを緩やかにする施工方法です。
近年では“低滑雪塗料”と呼ばれる製品も登場しており、ツヤを抑えて雪が一気に滑らないよう工夫された塗装が行われることもあります。
ただし、塗膜による効果には限界があり、屋根勾配が急な場合や金属屋根では完全に滑りを防げません。
つまり、塗装だけで雪を止めるのは難しく、あくまで補助的な役割と考えるのが現実的です。
雪止め金具の効果と重要性
一方の雪止め金具は、屋根の途中に設置して物理的に雪を引っ掛け、少しずつ溶かして落とす装置です。
金具を適切な間隔で設置することで、落雪の勢いを大幅に抑えることができます。
山形県などの豪雪地帯では、塗装だけでなく雪止め金具の新設・増設が基本対策。
特に、カーポート・玄関・隣家側に向いた屋根面には必ず設置するのが推奨されます。
併用が最も安心
「塗装+金具」のハイブリッド施工こそ、豪雪地帯に最も適した対策です。
塗装で耐久性と美観を保ちながら、金具で安全性を確保する。
このバランスが取れていれば、雪が滑りすぎることも止まりすぎることもありません。
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屋根の形状・勾配によって最適な雪対策は異なる

屋根の形や角度によって、雪の滑り方は大きく変わります。
「うちは前より雪が滑る」「反対に雪が全然落ちない」──その差は、屋根勾配と材質によるものです。
屋根の角度で変わる雪の動き
- 急勾配屋根(傾斜40°以上)
雪が自然に滑りやすく、落雪事故のリスクが高い。
→ 雪止め金具の設置必須。艶を抑えた塗料で滑りをコントロール。 - 緩勾配屋根(傾斜30°以下)
雪が留まりやすく、屋根に荷重がかかりやすい。
→ 塗料で滑りを促進させるのも一つの方法。
つまり、「雪が滑る=悪いこと」ではなく、屋根形状に応じて“滑らせる”か“止める”かを設計することが重要です。
屋根材別の雪滑り比較
屋根材 | 特徴 | 滑りやすさ |
---|---|---|
金属屋根(ガルバリウムなど) | 表面が滑らかで雪が落ちやすい | ★★★★★ |
スレート屋根 | 適度な摩擦がありバランス型 | ★★★☆☆ |
瓦屋根 | 凹凸が多く、雪が留まりやすい | ★★☆☆☆ |
金属屋根の住宅では「雪止め必須」。
逆に瓦屋根の場合は、雪が残りやすいため落雪よりも「屋根荷重」に注意が必要です。
屋根の形状や勾配によって、必要な修理や費用も変わります。
→山形の屋根修理・雨漏り修理業者おすすめ8社!口コミ・費用も紹介!
で、地域ごとの相場や評判もチェックしてみてください。
山形で増えている「ハイブリッド雪止め」
最近では、山形・寒河江・上山エリアで「ハイブリッド雪止め」と呼ばれる施工も増えています。
これは塗装と金具を組み合わせたもので、屋根面ごとに“滑り”と“止め”のバランスを最適化する方法です。
積雪2m以上の地域でも実績があり、美観を損なわず安全性を確保できると好評です。
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雪に強い屋根塗料の選び方

豪雪地帯では、雪だけでなく低温や凍結にも耐える塗料を選ぶことが大切です。
単に「長持ちする塗料」ではなく、「寒さに強く、塗膜が割れにくい塗料」を選びましょう。
寒冷地に適した塗料の種類
- フッ素塗料:高耐久で雪にも強く、15年以上の寿命。
- 無機塗料:紫外線・雪・酸性雨に強く、最も長寿命(20年近く持つことも)。
- 遮熱・低温硬化型塗料:冬季施工にも対応でき、寒冷期でもしっかり硬化するタイプ。
これらは高価ですが、結果的に塗り替え回数が減るため、長期的にはコストパフォーマンスが高いといえます。
塗膜の柔軟性が重要な理由
雪が積もったり溶けたりを繰り返すと、屋根の温度が激しく変化します。
この膨張・収縮に追従できる柔軟な塗膜でなければ、ひび割れや剥がれの原因になります。
無機やフッ素塗料の中でも、柔軟性を持たせた製品を選ぶと安心です。
「断熱塗料=雪対策になる」は誤解
断熱塗料は屋根下の熱を遮るもので、雪を防ぐ機能はありません。
むしろ断熱効果で屋根が冷えやすくなり、雪が溶けにくく残る場合も。
雪対策では「滑雪性」や「耐寒性」に注目しましょう。
屋根塗装の時期と雪対策を両立させるコツ

寒冷地での屋根塗装は、時期選びも非常に重要です。
山形県などでは、冬期は塗料が乾きにくく、積雪で施工が難しいため、秋〜初冬にかけての施工がおすすめです。
秋〜初冬に塗装するメリット
- 雪が積もる前に塗膜が完全硬化し、冬に備えられる
- 気温・湿度が安定しており、仕上がりが美しい
- 翌年の雪解け時期に劣化の心配がない
11月下旬以降は寒さで乾燥不良を起こすリスクがあるため、10月中の完工を目標にするのが理想です。
雪が積もる前に終えるべき理由
雪の重みで塗膜が圧迫されると、まだ完全に乾いていない塗料がムラになることがあります。
また、足場の設置や作業も危険が伴うため、積雪後の塗装は基本的に不可能です。
雪解け後に再施工が必要なケース
冬を越した後に塗膜が部分的に剥がれたり、雪止め金具が外れた場合は、春の雪解け時期(3〜4月)に点検・補修を行うのがベストです。
寒暖差が大きい地域ほど、春のメンテナンスが屋根を長持ちさせます。
屋根塗装=雪対策の第一歩

屋根塗装を正しく行えば、落雪事故を防ぎながら屋根の寿命を延ばすことが可能です。
雪国の住まいでは「塗装」「金具」「時期」の3点セットを意識して、冬でも安心な住環境を整えましょう。
山形県内で屋根塗装・雪止め施工を検討中の方へ、弊社は山形市を中心に地域密着型の外壁塗装サービスを提供しています。
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監修者プロフィール

代表取締役
私たちが心から嬉しいのは、お客様に喜んでいただける瞬間です。
今後の展望としては、まずは現在進行形でお世話になっているお客様の大切なお住まいに対し、喜んでいただけるような施工を心掛けていきます。目の前の打ち合わせや工事をしっかりと行うことで、自然と会社としても成長していくと信じています。
最後に、私自身を応援してくれる方々や協力してくれる仲間たちをがっかりさせないように、毎日必死に仕事に取り組んでいます。(笑)
これからも株式会社ハウスケアをどうぞよろしくお願いいたします。
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